生産者レポート

秋のフラワーファーム大花園

2012年9月3日

残暑厳しい今日この頃ですが、お花の世界は少しずつ秋めいてきています。
今回は新しい秋の商材を作られている、有明にある『フラワーファーム大花園』さんを訪ねました。

こちらでは今、『ヤマボウシ』という草花の出荷に追われています。
茄子の花に似た紫色の小花を咲かせ、スズのようなグリーンから赤色に変化する実をたわわに付けます。
朝顔の葉に似た葉は水揚がり良く、非常に丈夫です。
実も落ちにくいため、生け込み等に向きます。
大花園の大西さんは、2年ほど前にこの『ヤマボウシ』の苗を一つ購入してみて育て始めました。
今年は昨年に植えたものと、今年の一年目のものが圃場には植えられていました。
ちょうど、訪ねて行った時は真っ赤な実の付いた枝を丁寧に束ねていました。
ほとんどが注文だということです。

一年目のものはまだつやつやとしたグリーンの実が付いていました。
実の重さで実が付くにつれ、どんどんと頭を垂れてくるので
管理が大変だそうです。
ブラックベリーなどの実物のグリーン色が終わってくるこの季節に、
このように艶のある丈夫な実ものがあったらきっとブーケやアレンジ、
展覧会などの花材に重宝するのではないかと思います。


フラワーファーム大花園 大西さん →

ちょっとわかりずらいとは思いますが・・・『ヤマボウシ』畑になってます。
このほかにもワレモコウの『エゾノフジ』というオリジナルの赤みの強い
ワレモコウの出荷も始まります。







トンボが飛び交う『エゾノフジ』の圃場は秋の風情を感じます。
秋商材として木イチゴを染めた紅葉色の出荷があります。
長さ80cmから1mクラスの出荷となりこちらも生け込み等にお薦めです!

フラワーファーム大花園さんと言えば、もちろんスイトピーで有名です。
道路を挟んだ向かいのハウスでは秋出しのものが着々と育っていました。
しかし、この暑さ!さすがに仕立てるのが大変です。

さて、会社に戻っていただいてきた『ヤマボウシ』を飾ってみました。
季節のものっていいものですね。
長いものでは90cmから120cmまで。アレンジタイプで60cmくらいの出荷です。
秋のフラワーファーム大花園さん!おすすめです!

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