生産者レポート

千葉 産地レポート 二日目

2011年11月14日

10月27日(木) 二日目

二日目は千葉の産地さん回り。
引き続き秋晴れの美しい日。

鎌形園芸(ガーベラ)
朝は7時半にホテルを出発し、昨日のイベントで
お会いした旭市香取郡にあるガーベラの鎌形園芸
さんにお邪魔しました。
鎌形さんのハウスはのどかな田園地帯の中にあり
、早朝の見学にも関わらず二代目の鎌形赳史さん
が心良く案内してくださいました。

大きなガラスの温室型のハウスに色とりどりのガーベラ
が朝日を浴びていきいきと伸びている姿がとても印象に
残りました。人気の品種や大輪系も多いです。


かわいいピンクと白の複色 『ブレッシング』












現在はほぼ関東の市場に全量出荷されているそうです。
近々、当社にも出荷して頂けるとのことで嬉しい限り!
皆様、鎌形園芸さんのガーベラ 宜しくお願い致します。

フラワーハウスオザワ(トルコキキョウ)
2件目は香取郡から山の方に向かい萬歳というところにある
トルコキキョウの生産者 フラワーハウスオザワさん
のハウスにに到着。
こちらも立派なハウスが並んでいました。
お父さんの和英さんと息子さんの昌志さんが切磋琢磨しながら
トルコキキョウ・カーネーションを育てています。
和英さんは成田市にあるハウスを管理しているそう。
今回は息子さんの昌志さんの管理されている旭市のハウスの
見学です。








春出しの出荷に向けて丁寧に育てられています。
昨年は種苗会社さんから仕入れた苗がうまくいかず
悩みの日々が続いたそうです。
そんな経緯もあり、今年は自家栽培の苗で作付してい
るとのこと。そして、この自家栽培の成果が今年は
ちゃんと出ているのだそうです。
素晴らしいです。育苗ポットは土の中にそのまま植え
付けられるペーパー状のものでできています。









ピーク時には20本入りでしか出荷できないほど
のボリュームになるそう。ぜひ見てみたいものです。
他にカーネーションの作付もあります。

さぎやまのはな(ガーベラ)
3件目はガーベラといえば・・・
さぎやまのはな さんにお邪魔しました。

今年も大輪・ミニ系 さぎやまさんならではのオリジナル


品種が多く出荷されています。
大輪系のスパイダー咲きのトマホークなどはほんとに
大きかったです!






さぎやまさんの圃場はベッドがかなり高く作られていまし
た。北海道は越冬の問題があるため、このように高く作る
ことは向かないようなのですがとても作業がしやすそうでした。
ガーベラでよくお客様からお問い合わせのある花弁が反らない
品種について聞いてみると、やはりそういった品種についての
問い合わせは多いらしく・・・しかし実際はなかなかないとの事
でした。難しいですね。
でも、気持ちよさそうに花びらをピンと張って咲いている姿を見て
いるとほんとに元気が出てきます。ガーベラって力強いなぁ。

旭市を離れ、九十九里浜を左手に南に向かって進みます。
すっかりドライブ気分♪ しばし大海原をながめながらの休憩です。

引き続き南下し・・・
4件目は長生郡にある バラの産地さんにお邪魔しました。

なかさわナーセリー(バラ)
ナビを駆使しながらの道中のため、中澤さんに迎えに来てい
ただき圃場まで案内してもらいました。
ハウスの中に入ると、ロック栽培で大輪品種が作付されていました。
何度か当社にもなかさわナーセリーさんのバラの入荷があり、
そのたびに丁寧に作られているなぁと感動しており、今回見学を
依頼してみらところ、こんなところでよければとご謙遜されながら
お受けして頂きました。
しかし、お話を聞くところによるとこの度の震災で長生郡には震災後
に福島の原子力発電所の放射能の影響があり、圃場の移設を考え
るほどだったといいます。
どうしていいのか悩む日々が続いているとのことで心配です。
(現在は放射能の影響の問題ないとのことです。)
そうはいっても、中澤さんのバラは綺麗に咲いていました。
もう出荷が無くなっていると思っていたあの品種もありました。
あの品種とは・・・『マリア・ナターレ』
トスカニーニの枝変わり品種で大輪です!
ピンク色とグリーンがあり今回はグリーンを見ることができました。
大輪品種の為、花の開花には時間がかかるとのことで出荷量は
少ないですが注文でも欲しいものです。


このほかにも アバランチェ・スィートアバランチェ・フィスタ
などの品種があります。

なかさわナーセリーさんの圃場をあとにし、さらに南下。
南房総市に向けて出発!
山超え、谷越え辿り着いたのは5件目の青木園芸さんです!

青木園芸(ハイドランジア・ホワイトレース・ハーブ類)
当社にホワイトレースやブラックベリー・ゼラニウムなどを
出荷して頂いている青木園芸さんのハウスにお邪魔するの
は今回が初めてでわくわく!
いよいよ圃場に近づくと・・・なんと立派なハウスの建設中。
車を降りて、青木さん夫妻にご挨拶し、早速目の前の建設中
ハウスについて尋ねてみました。



オランダと同様のタイプのハウスを作り
本格的なハイドランジアの出荷体制を取っていく
とのこと。そのために総工費もかなりかけて頑張ってます!
新しくできるハウスでの栽培用に株が育てられています。





その他、11月終盤からの本格出荷予定のホワイトレース
やゼラニウムなども育っていました。







ゼラニウムはこんな大きな株です!









路地では夏場ではなく秋口に問い合わせの多い
ブラックベリーの栽培が行われていました。
試験的に作ってみているそうです。
もちろん、注文もあります!

ハイドランジアも少量ですがまだ出荷があるそうです。



















青木園芸さんのハイドランジア
来期の出荷が待ち遠しいです。
青木さんに案内して頂き、ご近所の葉・枝ものの生産者
さんのお宅にお邪魔しました。
当社にも入才やソテツ・ハラン・ミモザの入荷のある鈴木源八さんです。

鈴木源八(葉もの・枝もの)
源八さんという渋いお名前は祖父さんのお名前で現在はお孫さん
の修一さんがやられています。
谷あいの昔から何も変わっていないような風景の中に修一さんの
お宅があり、目の前の山や裏手の山などに枝ものや葉ものが細か
に植えられていました。中には100年もののアセボなどもあったり。
紫式部やカイドウの赤い実などが綺麗でした。




葉もののがいっぱい











100年物のアセボ











見事なソテツです


南房総の夕暮れとともに私たちの千葉の産地回りも終了。
一日で6件の産地さんを回ることができ、千葉ならではの
花ものをを見ることができて本当に素晴らしい一日でした。
また、近いうちに訪れたいなぁと思わせる千葉の生産者さん
達の温か味にも触れることができ感謝の気持ちでいっぱいでした。

二日目終了。

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